KUSANAGI 9 for VMware / KUSANAGI for VMware

KUSANAGI 9 for VMware / KUSANAGI for VMwareは、ヴイエムウェア株式会社(以下 VMware)用のWordPressをはじめとするCMSが高速に動作する無償版の仮想マシンイメージです。

無償版のKUSANAGIはビジネスユース向けの「Business Edition」
Web高速化エンジン搭載の最上位版「Premium Edition」にアップグレートできます。
アップグレードについては、以下のリンク先を参照してください。

エディションとアップグレード - KUSANAGI

前書き

VMware対応製品について

KUSANAGI 9 for VMware / KUSANAGI for VMwareは、以下2つの環境で確認済みです。

  • VMware Workstation 17 Pro
  • VMware ESXi Version 7.0

KUSANAGI 9 OVAイメージの互換性情報

仮想ハードウェア バージョン7に対応しています。

  • ESXi
    • ESXi 8.0
    • ESXi 7.0 U2 (7.0.2)
    • ESXi 7.0 U1 (7.0.1)
    • ESXi 7.0
    • ESXi 6.9.1
    • ESXi 6.8.7
    • ESXi 6.7 U2
    • ESXi 6.5
    • ESXi 6.0
    • ESXi 5.5
    • ESXi 5.1
    • ESXi 5.0
    • ESXi 4.x
  • Workstation Pro/Player
    • Workstation Pro 17.x
    • Workstation Player 17.x
    • Workstation Pro 16.x
    • Workstation Player 16.x
    • Workstation Pro 15.x
    • Workstation Player 15.x
    • Workstation Pro 14.x
    • Workstation Player 14.x
    • Workstation Pro 12.x
    • Workstation Player 12.x
    • Workstation 11.x
    • Player 7.x
    • Workstation 10.x
    • Player 6.x
    • Workstation 9.x
    • Player 5.x
    • Workstation 8.x
    • Player 4.x
    • Workstation 7.x
    • Workstation 6.5.x
    • Player 3.x
  • Fusion
    • Fusion 13.x
    • Fusion 12.x
    • Fusion 11.x
    • Fusion 10.x
    • Fusion 8.x
    • Fusion 7.x
    • Fusion 6.x
    • Fusion 5.x
    • Fusion 4.x
    • Fusion 3.x
    • Fusion 2.x
  • その他
    • Server 2.x

KUSANAGI 8 OVAイメージの互換性情報

仮想ハードウェア バージョン19に対応しています。

  • ESXi
    • ESXi 8.0
    • ESXi 7.0 U2 (7.0.2)
  • Workstation Pro/Player
    • Workstation Pro 17.x
    • Workstation Player 17.x
  • Fusion
    • Fusion 13.x

参考:仮想マシンのハードウェア バージョン (1003746)

KUSANAGI 9 for VMware / KUSANAGI for VMwareのご利用手順概要

VMware Workstation Proでのご利用手順概要
VMware ESXiでのご利用手順概要

VMware Workstation Proでのご利用手順概要

  1. KUSANAGI9/8のOVAイメージのダウンロード
  2. OVAイメージのインポート
  3. 仮想マシンの環境設定
  4. 仮想マシンの起動

1 の手順は、KUSANAGI 9 for VMwareとKUSANAGI for VMwareで内容が異なります。
2, 3, 4 の手順は、KUSANAGI 9 for VMwareとKUSANAGI for VMwareで同じ内容となります。

  • 以下はWindows版の手順について進めていきます。

KUSANAGI 9/8のOVAイメージのダウンロード

弊社サイトから、起動したい仮想マシンイメージをダウンロードします。
KUSANAGI 9 for VMwareを起動したい方は、「KUSANAGI 9のOVAイメージのダウンロード」を参照してください。
KUSANAGI for VMwareを起動したい方は、「KUSANAGI 8のOVAイメージのダウンロード」を参照してください。

KUSANAGI 9のOVAイメージのダウンロード

KUSANAGI 9を利用する場合は、こちらの手順を実行します。

以下のリンクから、KUSANAGI 9のOVAイメージをダウンロードします。

CentOS Stream 8:
https://download.prime-strategy.co.jp/VMware_CentOSStream8_64_kusanagi9.4.2403.ova

CentOS Stream 9:
https://download.prime-strategy.co.jp/VMware_CentOSStream9_64_kusanagi9.4.2403.ova

拡張子が.ovaのファイルが存在する事をご確認ください。

KUSANAGI 8のOVAイメージのダウンロード

KUSANAGI 8を利用する場合は、こちらの手順を実行します。

以下のリンクから、KUSANAGI 8のOVAイメージをダウンロードします。

https://download.prime-strategy.co.jp/CentOS7.9_64_kusanagi8.5.2110.ova

拡張子が.ovaのファイルが存在する事をご確認ください。

OVAイメージのインポート

VMware Workstation Proからファイル->開くを選択します。

ダウンロードしたKUSANAGIのOVAイメージを選択します。

仮想マシンの名前、仮想マシンのストレージパスを入力します。

OVAイメージをインポートします。
これで仮想マシンが作成されます。

仮想マシンの環境設定

インポートした仮想マシンの環境を設定します。
仮想マシン設定を開き、ネットワークアダプタ->ネットワーク接続で、環境に合わせたネットワーク接続を選択します。

仮想マシンの起動

仮想マシンの電源を入れ仮想マシンを起動します。

VMware ESXiでのご利用手順概要

  1. KUSANAGI 9/8のOVAイメージのダウンロード
  2. VMware ESXiへログイン
  3. 仮想マシンの作成
  4. 仮想マシンの起動

1 の手順は、KUSANAGI 9 for VMwareとKUSANAGI for VMwareで内容が異なります。
2, 3, 4 の手順は、KUSANAGI 9 for VMwareとKUSANAGI for VMwareで同じ内容となります。

  • 以下はWindows版の手順について進めていきます。

KUSANAGI 9/8のOVAイメージのダウンロード

弊社サイトから、起動したい仮想マシンイメージをダウンロードします。
KUSANAGI 9 for VMwareを起動したい方は、「KUSANAGI 9のOVAイメージのダウンロード」を参照してください。
KUSANAGI for VMwareを起動したい方は、「KUSANAGI 8のOVAイメージのダウンロード」を参照してください。

KUSANAGI 9のOVAイメージのダウンロード

KUSANAGI 9を利用する場合は、こちらの手順を実行します。

以下のリンクから、KUSANAGI 9のOVAイメージをダウンロードします。

CentOS Stream 8:
https://download.prime-strategy.co.jp/VMware_CentOSStream8_64_kusanagi9.3.2308.ova

CentOS Stream 9:
https://download.prime-strategy.co.jp/VMware_CentOSStream9_64_kusanagi9.3.2308.ova

拡張子が.ovaのファイルが存在する事をご確認ください。

KUSANAGI 8のOVAイメージのダウンロード

KUSANAGI 8を利用する場合は、こちらの手順を実行します。

以下のリンクから、KUSANAGI 8のOVAイメージをダウンロードします。

https://download.prime-strategy.co.jp/CentOS7.9_64_kusanagi8.5.2110.ova

拡張子が.ovaのファイルが存在する事をご確認ください。

VMware ESXiへログイン

ブラウザからVMware ESXiにログインします。

仮想マシンの作成

VMware ESXiから仮想マシン->仮想マシンの作成/登録を選択します。

作成タイプの選択ではOVFファイルまたはOVAファイルから仮想マシンをデプロイを選択します。

OVFファイルとVMDKファイルの選択で、先ほどダウンロードしたOVAイメージをアップロードします。

同様に名前を指定します。

ストレージの選択で、環境に合わせて名前や空き容量を設定します。

デプロイのオプションで、各種設定をします。

ネットワークのマッピングでは、作成済みのネットワークマッピングを選択します。
ディスクプロビジョニングでは、以下のどちらかを選択します。
自動的にパワーオンは、どちらでも構わないです。

  • シン:仮想ディスク作成時には最低限の領域のみ確保し、必要に応じて増加します。
  • シック:仮想ディスク作成時に指定したサイズ分の領域を確保します。

設定を確認後、完了をクリックすることで仮想マシンが作成されます。

仮想マシンの起動

先ほどの仮想マシンの作成で、自動的にパワーオンにチェックを入れている場合は、既に仮想マシンが起動しています。
オフにしている場合は、仮想マシンの電源を入れ仮想マシンを起動します。

初期設定の準備

仮想マシンにログイン

各コンソールを使用して仮想マシンにログインします。

VMware Workstation Proの場合:

vSphere ESXiの場合:

初期rootパスワードとして以下が設定されていますので、こちらを使用してrootユーザでログインします。
初期rootパスワード : 4XhXygXW9nAdisDb

rootユーザのパスワードはpasswdコマンドを使用してパスワードを必ず変更してください。

# passwd
Changing password for user root.
New password:(新しいパスワード)
Retype new password:(新しいパスワード)
passwd: all authentication tokens updated successfully.

ネットワークの設定を環境に合わせてnmcliコマンドを使用するなどして設定してください。

ネットワークの設定を行えば、sshコマンドやSSHクライアントを使用してログインできます。
WindowsでSSHクライアントを使用してログインする場合は、以下のドキュメントをご確認ください。

WindowsでKUSANAGI 9にsshでログイン - KUSANAGI

ホスト名は上記で設定したIPアドレス、ユーザ名は 「root」 、パスワードは再設定したパスワードです。

ログインに成功すると、次のような画面が表示されます。

以降の手順については、以下の内容に従って進んでください。

KUSANAGI 9 for VMwareを利用している方は以下のリンク先を参照してください
KUSANAGI 9クイックスタート - KUSANAGI

KUSANAGI for VMwareを利用している方は以下のリンク先を参照してください
KUSANAGIの初期設定 | KUSANAGI

注意点

  • 2023年8月21日以前に 「VMware_CentOSStream8_64_kusanagi9.3.2308.ova」か「VMware_CentOSStream9_64_kusanagi9.3.2308.ova」 をダウンロードした方が対象です。

KUSANAGI 9 for VMwareではrootユーザでsshログイン可能になっています。
そのため、/etc/ssh/sshd_configPermitRootLoginの値をnoにして、rootユーザでsshログインできないようにしておくことを推奨します。
以下に変更手順の例を記載します。

# sed -ie 's/^PermitRootLogin yes/PermitRootLogin no/' /etc/ssh/sshd_config
# systemctl restart sshd

サイト閲覧方法

上記の手順に従って、KUSANAGIの初期設定ー>プロビジョニングまで実施したのちに、ホストOS(Windows)のhostsファイルに下記のように記述することにより、ホストOS(Windows)のWEBブラウザからゲストOSに構築されたKUSANAGIのサイト閲覧が可能になります。


nmcliコマンドなどで設定した仮想マシンのIPアドレス:192.168.123.193
kusanagi provision時に指定したFQDN名:kusanagi9-for-vmware-test.co.jp

192.168.123.193 kusanagi9-for-vmware-test.co.jp

注意:
こちらの方法は仮想マシンが外部ネットワークと直接接続されている場合の手段です。
NATのようにアドレス変換をしている場合には使用できません。