KUSANAGI バージョンアップ情報 8.0.0-2
KUSANAGI 8.0.0 にバグフィクスを行いました。
以前のバージョンをお使いいただいている場合は、root権限にて以下のコマンドを実行することで、8.0.0-2 へのアップデートが可能となります。
# yum update
8.0.0-2は、以下のバグフィクスを含みます。
- kusanagi initでDH鍵を生成しない場合がある
- kusanagi provision でSSL証明書が発行できない
- kusanagi update cert に失敗する
- kusanagi provision で、www.付きのFQDNを指定されたときの仕様
1. kusanagi initでDH鍵を生成しない場合がある
yum update 直後に kusanagi init を実行した場合、DH鍵を生成しない場合がありました。
KUSANAGI 8.0.0-2 では、kusanagi init 実行時にDH鍵が存在しない場合に必ずDH鍵を生成するようになりました。
既にDH鍵が生成されている場合は、kusanagi init 実行時に再度DH鍵を生成することはありません。
2. kusanagi provision でSSL証明書が発行できない
kusanagi provision で --email を設定せずに、対話的にEmailアドレスを設定したとき、Let's Encrypt SSL証明書を取得する処理が走らないというバグがありました。
KUSANAGI 8.0.0-2 では、このバグは解消されています。
3. kusanagi update cert に失敗する
kusanagi update cert 実行時、Let's Encrypt SSL証明書の取得に失敗するというバグがありました。
KUSANAGI 8.0.0-2 では、このバグは解消されています。
4. kusanagi provision で、www.付きのFQDNを指定されたときの仕様
以下の2つの条件を満たすとき、kusanagi provision で www.example.com と example.com のどちらかを FQDN に指定すると、www.example.com と example.com の両方を VirtualHost として設定します。
- www.example.com と example.com の両方が、DNS のAレコードに登録されている
- exmaple.com が whois情報に登録されている
また上記の FQDN の指定に加え、メールアドレスを指定して Let's EncryptでSSL証明書を取得したとき、www.example.com と example.com の両方を登録したSSL証明書を取得します。
kusanagi setting --fqdn でFQDN を変更したとき、kusanagi ssl でLet's EncryptでSSL証明書を取得するときも、同様の処理を行います。