KUSANAGI バージョンアップ情報 8.1.2-2

KUSANAGI バージョンアップ情報 8.1.2-2

  • 高速な日本語全文検索機能を提供するMroongaのサポート
  • MariaDB10.1へのアップグレード機能
  • KUSANAGIのバージョン情報を表示するコマンドの追加
  • その他微改修

高速な日本語全文検索機能を提供するMroongaのサポート

高速な日本語全文検索機能が可能になる、MySQL用のストレージエンジンであるMroongaをサポートしました。
下記コマンドでMroongaを使用することができます。

# kusanagi addon install mroonga

MroongaはMySQLのストレージエンジンなので、特定のアプリケーションに依存せずに利用することができますが、WordPressであれば公式プラグインで簡単に導入可能です。
なお、現KUSANAGI環境のMariaDBのバージョンが10.0の場合は下記kusanagi upgradeコマンドで10.1にアップグレードする必要があります。
ただし、kusanagi initコマンド実行時にはアップグレード処理が自動的に行われる為、必要ありません。

MariaDB10.1へのアップグレード機能

# kusanagi upgrade mariadb

現KUSANAGI環境のMariaDBのバージョンが10.0の場合に、10.1へとアップグレードを行います。
アップグレードを行うことで更なる性能改善や、上述したMroongaなどの追加機能の導入が可能になります。
アップグレード中は、MariaDBの数分のダウンタイムが見込まれますので、本番環境での実行はなるべく控えて頂くことが推奨されます。

10.0から10.1へは、テーブルのデータ形式などデータの構造は変化していない為、アップグレードで問題が起きるケースは少ないと思いますが、MariaDB Galera Clusterをお使いの場合は、設定ファイルにwsrep_on=ONが指定してあるかご確認下さい。
10.0では指定しなくてもこの値がデフォルトでONでしたが、10.1からはデフォルトではOFFになっていますので明示的に指定しておく必要があります。

10.0から10.1へのアップグレード前に際しては下記ドキュメントが参考になります。
Upgrading from MariaDB 10.0 to MariaDB 10.1
Upgrading from MariaDB Galera Cluster 10.0 to MariaDB 10.1

なお、kusanagi initコマンド実行時に、MariaDBのバージョンが10.0の場合には、10.1へと強制的にアップグレードが行われます。

KUSANAGIのバージョン情報を表示するコマンドの追加

これまでログイン時と、kusanagi status時にしか確認できなかったKUSANAGIのバージョンがコマンドで確認可能になりました。kusanagi status時に表示される情報が増えてきましたので、専用のコマンドとして用意致しました。

# kusanagi -V

一連のコマンドについての詳細は、kusanagi ドキュメントを参考にしてください。

上記の機能をご利用になるには下記コマンドを実施して下さい。

# yum update
超高速CMS実行環境 KUSANAGI
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