KUSANAGI 9 for WebARENA IndigoPro

KUSANAGI 9 for WebARENA IndigoPro は、WebARENA IndigoPro用のWordPressをはじめとするCMSが高速に動作する無償版の仮想マシンイメージです。

無償版のKUSANAGIはビジネスユース向けの「Business Edition」
Web高速化エンジン搭載の最上位版「Premium Edition」にアップグレートできます。

推奨環境: メモリ4GB以上

KUSANAGI 9 for WebARENA IndigoProのご利用方法

※WebARENA IndigoProのアカウントをすでにお持ちで、IndigoProのコントロールパネルにログイン可能な状態であることを前提として説明いたします。

1. 「KUSANAGI 9 for WebARENA IndigoPro」のVM作成

1-1. IndigoProコントロールパネルへログインする

WebARENA お客さまサポートサイトにあるIndigoProのコントロールパネルのサイト(https://help.arena.ne.jp/hc/ja/sections/4406884234135)へアクセスします。

「ログイン」を押して、ログイン画面へアクセスします。

「メールアドレス」と「パスワード」に、サインアップ時に登録したメールアドレスとパスワードを入力して、「サインイン」をクリックします。

ログインが完了すると、WebARENAの管理画面に遷移します。左メニューの、ご利用中のサービス>コントロールパネル をクリックし、IndigoProのコントロールパネルにアクセスします。

1-2. VMを作成する

WebARENA IndigoProのコントロールパネルへの左メニューから、VM管理>VM一覧 を選択します。
「VM作成」ボタンをクリックします。

「Linux」イメージ、プラン、ディスクポイント、バックアップ、リージョンを選択し、「VM名」の入力に任意のVM名を入力。「VM作成」ボタンをクリックします。

「作成完了のメッセージ」の後、作成したVMが一覧に表示されます。
アクションの「アクセス」ボタンをクリックします。

サーバー管理コントロールパネルへと移動します。

2. OSをインストールする

次に、「KUSANAGI」のOSテンプレートをインストールします。
上タブの「サーバー」をクリックし、「KUSANAGI 9 (CentOS Stream9) 」を選択します。

パスワードを入力して、「OSインストール」をクリックしてください。このパスワードはSSH接続をする際に使用します。
※すでにOSをインストールしてあるサーバーにも、「OSの変更」から「KUSANAGI」をインストールができます。ただし、再インストールを実行すると、すべてのデータが初期化されます。事前のデータバックアップや事後の再設定などを必ず行ってください。また、システムの負荷を回避するため、OSのインストールは1日3回までとしていただきますようお願いいたします。

インストールが完了すると、最終処理内容に「OSのインストールは完了しました。」と表示され、ステータスが「OS未インストール」から「停止中」になります。「起動」ボタンをクリックして、サーバーを起動させます。

ステータスが「起動中」になると、コンソールメニューが選択可能になるので、「開く」をクリックします。

3. サーバーに接続する

コンソールを開き、ユーザーとパスワードを入力します。

ユーザー名:centos
パスワード:「KUSANAGI」OSインストール時に入力したパスワード

「KUSANAGI」と表示されれば、接続完了です。

WindowsでSSHクライアントを使用してログインする場合は、こちらのドキュメントをご確認ください。

ログイン後、下記のコマンドでroot権限に昇格します。

$ sudo su -

rootユーザーに昇格ができていることを確認します。

[root@<ホスト名> ~]#

このように末尾が#となっていればrootユーザーへ昇格しています。

KUSANAGIの初期設定以降の手順については、こちらの「KUSANAGIの初期設定」をご確認ください。
※インターネットに接続できる環境でKUSANAGIの初期設定に進んでください。

※rootユーザーにパスワードを設定

「centos」はrootユーザー同様の管理者権限を持つユーザーです。rootユーザーで実行したい場合は、sudoコマンドでrootに切り替えた後、以下のコマンドを入力してrootのパスワードを設定してください。

# passwd

コマンドを入力すると設定するパスワードを入力するプロンプトが表示されますので、 設定したいパスワードを入力してEnterを押す操作を2回繰り返してください。

※rootユーザーでパスワードによるSSHログインの禁止を設定

セキュリティ対策のため、rootユーザーでの直接SSHログインを禁止する設定をおすすめいたします。

  1. rootユーザーに昇格します。
  2. /etc/ssh/sshd_config ファイルを編集します。
    # vi /etc/ssh/sshd_config
  3. 「PermitRootLogin yes」と書いてある行がありますので、「yes」を「no」に書き換えてください。
    PermitRootLogin yes (←に記載されている「yes」を「no」と変更してください)
  4. 書き換えが終了したらファイルを保存してテキストエディタを終了してください。
  5. 以下のコマンドを実行し、設定した内容を有効にしてください。
    # systemctl reload sshd.service