KUSANAGI 9 for WebARENA SuitePRO V4は、WebARENA SuitePRO V4用のWordPressをはじめとするCMSが高速に動作する無償版の仮想マシンイメージです。
無償版のKUSANAGIはビジネスユース向けの「Business Edition」
Web高速化エンジン搭載の最上位版「Premium Edition」にアップグレートできます。
推奨環境: メモリ4GB以上
KUSANAGI 9 for WebARENA SuitePRO V4のご利用方法
※WebARENA SuitePRO V4のアカウントをすでにお持ちで、SuitePRO V4のコントロールパネルにログイン可能な状態であることを前提として説明いたします。
1. 「KUSANAGI 9 for WebARENA SuitePRO V4」のVM作成
1-1. SuitePRO V4のコントロールパネルへログインする
WebARENA お客さまサポートサイトにある、SuitePRO V4のコントロールパネルメニュー(リンク先:https://help.arena.ne.jp/hc/ja/sections/360006052334)へアクセスします。
サーバー管理用コントロールパネルの「ログイン」を押して、ログイン画面へアクセスします。
「ID」にWebARENA SuitePRO V4のIPアドレスと、パスワードにコントロールパネル用のパスワードを入力して、「ログイン」をクリックします。例えば、VPSのIPアドレスが192.168.1.10の場合、以下のように入力します。
認証に成功すると、WebARENA SuitePRO V4のサーバー管理用コントロールパネルへと移動します。
2. OSをインストールする
次に、「KUSANAGI」のOSテンプレートをインストールします。
上タブの「サーバー」をクリックし、「KUSANAGI 9 (CentOS Stream9) 」を選択します。
パスワードを入力して、「OSインストール」をクリックしてください。このパスワードはSSH接続をする際に使用します。
※すでにOSをインストールしてあるサーバーにも、「OSの変更」から「KUSANAGI」をインストールができます。ただし、再インストールを実行すると、すべてのデータが初期化されます。事前のデータバックアップや事後の再設定などを必ず行ってください。また、システムの負荷を回避するため、OSのインストールは1日3回までとしていただきますようお願いいたします。
インストールが完了すると、最終処理内容に「OSのインストールは完了しました。」と表示され、ステータスが「OS未インストール」から「停止中」になります。「起動」ボタンをクリックして、サーバーを起動させます。
ステータスが「起動中」になると、コンソールメニューが選択可能になるので、「開く」をクリックします。
3. サーバーに接続する
コンソールを開き、ユーザーとパスワードを入力します。
ユーザー名:centos
パスワード:「KUSANAGI」OSインストール時に入力したパスワード
「KUSANAGI」と表示されれば、接続完了です。
WindowsでSSHクライアントを使用してログインする場合は、こちらのドキュメントをご確認ください。
ログイン後、下記のコマンドでroot権限に昇格します。
$ sudo su -
rootユーザーに昇格ができていることを確認します。
[root@<ホスト名> ~]#
このように末尾が#となっていればrootユーザーへ昇格しています。
KUSANAGIの初期設定以降の手順については、こちらの「KUSANAGIの初期設定」をご確認ください。
※インターネットに接続できる環境でKUSANAGIの初期設定に進んでください。
※rootユーザーにパスワードを設定
「centos」はrootユーザー同様の管理者権限を持つユーザーです。rootユーザーで実行したい場合は、sudoコマンドでrootに切り替えた後、以下のコマンドを入力してrootのパスワードを設定してください。
# passwd
コマンドを入力すると設定するパスワードを入力するプロンプトが表示されますので、 設定したいパスワードを入力してEnterを押す操作を2回繰り返してください。
※rootユーザーでパスワードによるSSHログインの禁止を設定
セキュリティ対策のため、rootユーザーでの直接SSHログインを禁止する設定をおすすめいたします。
- rootユーザーに昇格します。
- /etc/ssh/sshd_config ファイルを編集します。
# vi /etc/ssh/sshd_config
- 「PermitRootLogin yes」と書いてある行がありますので、「yes」を「no」に書き換えてください。
PermitRootLogin yes (←に記載されている「yes」を「no」と変更してください)
- 書き換えが終了したらファイルを保存してテキストエディタを終了してください。
- 以下のコマンドを実行し、設定した内容を有効にしてください。
# systemctl reload sshd.service