KUSANAGI 9 バージョンアップ情報 9.6.0-1
KUSANAGI 9 のアップデートを行いました。
kusanagi initコマンドでBasic認証のユーザーとパスワードを追加する --basicauthuser と --basicauthpass オプションを追加しました。
省略した場合、ユーザーは kusanagi 、パスワードはkusanagiユーザーのパスワードとなります。
kusanagi provisionコマンドで新規にWordPressをプロビジョンする場合、デフォルトでWordPressの管理画面にBasic認証が設定されます。
kusanagi initコマンドでBasic認証のユーザーとパスワードを追加していない場合は、別途 htpasswd コマンドでユーザーとパスワードを追加してください。
# htpasswd /home/kusanagi/.htpasswd ユーザー名
kusanagi initコマンドで初期設定する際のデフォルトのMariaDBをMariaDB 10.6に変更しました。
MariaDB 10.5で初期設定したい場合はkusanagi initコマンドに --mariadb10.5 を指定してください。
MariaDB 10.5からMariaDB 10.6にアップグレードしたい場合は、kusanagi upgrade mariadbコマンドを使用してください。
なお、MariaDB 10.6からMariaDB 10.5にダウングレードすることはできません。
kusanagi initコマンドの--passwdおよび--phraseオプションで指定できる文字列の要件を厳格化しました。
kusanagi provisionコマンドの--title、--adminuser、--adminpassで指定できる文字列の要件を厳格化しました。
kusanagi provisionコマンドの--dbname、--dbuserおよび--dbpassオプションを必須から任意に変更しました。
省略した場合、それぞれ自動生成された文字列となります。
自動生成された文字列は画面に表示されます。
自動生成で表示された文字列は、必ずその場で控えてください。再度、表示することはできません。
最新バージョンへのアップデートについては、以下のコマンドで適用可能です。
# dnf upgrade
なお、 KUSANAGI 9.5.0 からNginxの仕様を変更しています。
詳しくは KUSANAGI 9.5.0 の変更点 を参照してください。