WEXALを構成している各モジュールのアップデートを行いました。
アップデートにより適用される各モジュールのバージョンは、以下のとおりとなります。
kusanagi-prem | 2.3.0 |
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kusanagi-prem 2.3.0には以下のアップデート内容が含まれます。
新機能
- WEXAL PST Managerの最適化コンテンツの削除(パージ)を更新しました。
- pst purgeコマンドと同様に古いコンテンツを削除できます。
- proxyディレクティブ/engagement delayディレクティブのwebfont/split inline css webfontディレクティブのリソースも合わせて削除されます。
- pst purge --reverseproxyを追加しました。リバースプロキシのリソースを一括で削除できます。
- pst purge --expiresを追加しました。数値と日時単位(y: 年、M: 月、w: 週、d: 日、h: 時、m: 分、s: 秒)の組合わせで指定し、それより古い最適化コンテンツを削除します。
- pst purgeにengagement delayディレクティブのwebfont/split inline css webfontディレクティブのリソースを削除する--webfontオプションを追加しました。
- engagement delayディレクティブのwebfont/split inline css webfontディレクティブが最適化ファイルを生成するようにしました。
- 画像、CSS、JavaScript、proxyディレクティブ/engagement delayディレクティブのwebfont/split inline css webfontディレクティブのリソースについて、URLにクエリストリング ?wexal=purge を指定することで明示的に削除できるようにしました。
- add linkディレクティブをlink dns prefetchディレクティブとlink lcp preloadディレクティブに分割しました。
- pst ai config、および、AI自動戦略モードの戦略生成が、Google Analyticsでカウントされないようにしました。従来通りの動作をするには--no-ignoreAnalyticsオプションを追加してください。
- リバースプロキシにおいて、FQDN名がオリジンと異なる場合にcookieのオリジンのドメインをリバースプロキシのFQDN名で書き換えるようにしました。
改善
- WEXAL PST Managerより高速化戦略モードの設定を変更した際に、戦略の再生成が行われない不具合を修正しました。
- WEXAL PST Managerの「高速化戦略モード|制限付き」で、engagement delayディレクティブが無効にならない不具合を修正しました。
- pst purgeコマンド/pst optコマンドに相対パスが含まれていた場合に、プロファイルのoptdir/DocumentRoot以外に対して処理しないように修正しました。
- remove linkディレクティブの対象のcssにid属性がない場合に、戦略生成に失敗する不具合を修正しました。
- pst ai config、および、AI自動戦略がハングアップする不具合を修正しました。ダイアログを出して応答待ちになるサイトでは自動的にcancelを押したものとして処理します。
- watch/runnerがyum update等のタイミングで予期せず停止する場合がある不具合を修正しました。本アップデート後からは改善されますが、今回のアップデートのタイミングでは止まることがありますので、念のためにpstコマンドかWEXAL PST Managerで停止していないことを確認してください。
変更
- WEXAL PST Managerにおいて、プロファイルのバージョンが古い場合はステータスのみを表示するように変更しました。
- WEXAL PST Managerのコンテンツの最適化よりforceオプションを削除としました。再度最適化を行う場合は、パージより該当のリソースを削除してから最適化を実行してください。
- engagement delayディレクティブにおいて、最適化の対象を style type=text/css, script type=text/javascript, script type指定なし のみとしました。
- engagement delayディレクティブにおいて、defer属性を持つスクリプトはデフォルトで遅延させないように変更しました。
- AI自動戦略モードのremove metaディレクティブにおいて、meta canonicalをデフォルトでは削除しないように変更しました。
- proxyディレクティブが取得したファイルは、可能な限りオリジンの更新日時(last modified)を保持するように修正しました。取得できなかった場合はUnix Epoch(1970/1/1 00:00:00)になります。
- リバースプロキシで取得したファイルは、可能な限りオリジンの更新日時(last modified)を保持するように修正しました。取得できなかった場合はUnix Epoch(1970/1/1 00:00:00)になります。
モジュールのアップデートについては、以下のコマンドで適用可能です。
# yum update kusanagi-prem # cd プロファイルのパス # pst init
pst initでv2.3.0以前のプロファイルをアップデートする際は、--rebuildconfオプションの指定が必要です。
# yum update kusanagi-prem # cd プロファイルのパス # pst init --rebuildconf
リバースプロキシの場合は--reverseproxyオプション、--originオプションの指定も必要です。