KUSANAGI バージョンアップ情報 8.1.2-5
KUSANAGI のバグフィクスを行った、KUSANAGI 8.1.2-5 をリリースします。
8.1.2-4以下のバージョンをお使いいただいている場合は、root権限にて以下のコマンドを実行することで、kusanagi-8.1.2-5 へのアップデートが可能となります。
# yum update
直近アップデートしたばかりでキャッシュが残ってしまい、No packages marked for updateと出てしまう場合は下記コマンドを実行してから、yum updateを実行して下さい。
# yum clean all
KUSANAGI 8.1.2-5 でのバグフィクス
8.1.2-5 は、以下の問題を解決します。
kusanagi init時のMariaDBのアップグレードに失敗する
kusanagi initコマンド時にMariaDB10.0のパッケージのキャッシュを参照してしまう為に、MariaDB10.1のアップグレードに失敗するケースがあります。
このバグは、KUSANGI-8.1.2-5 で解消済みです。
コマンドでうまくいかない時
8.1.2-5にアップデートしてkusanagi initをやり直して頂くのが確実かと思いますが、下記の方法でも対処可能です。
一度既存のMariaDBのパッケージを削除する。
# yum remove -y 'MariaDB*' galera
/etc/yum.repos.d/MariaDB.repoのファイルを確認。
baseurl = http://yum.mariadb.org/10.0/centos7-amd64
となっていた場合は、下記のように10.1に変更
baseurl = http://yum.mariadb.org/10.1/centos7-amd64
# yum clean all # yum install -y MariaDB-devel MariaDB-client MariaDB-server
/etc/my.cnf.d/server.cnf.rpmsaveファイル内にKUSANAGIの設定が書かれていた場合、
/etc/my.cnf.d/server.cnf.rpmsaveの[mysqld]中身を/etc/my.cnf.d/server.cnfの[mysqld]にコピーして下さい。
最後にMariaDB再起動します。
systemctl restart mysql