httpd-behind-nginx

httpd-behind-nginx

WebサーバとアプリケーションをApache httpdで動作させつつ、NGINXでリバースプロキスを行うことでnginxの機能を併用できるモード httpd-behind-nginx に切り替えます。また、サービスの再起動を行います。

このモードではApache httpdとNGINXの両方が実行されます。
nginxと同様に、fcacheとratelimitを利用できます。また、NGINX 1.25.1以降ではHTTP/3を利用できます。
NGINXのバージョンを変更するには、nginxコマンドでバージョンを変更した後にhttpd-behind-nginxを実行します。
Apache httpdのWAFを利用できます。
Apacheのバージョンを変更するには、httpdコマンドでバージョンを変更した後にhttpd-behind-nginxを実行します。

Apache httpdとNGINXの両方のログが出力されますので、高負荷な環境ではログの容量に注意してください。
NGINXはHTTPとHTTPSの両方のアクセスログに出力されますが、Apache httpdはHTTPのアクセスログのみ出力されます。

※PSTのプロファイルはhttpd-behind-nginxに対応していません。
httpd-behind-nginxではPSTが無効になります。また、WEXAL managerも利用できません。

使用例

kusanagi httpd-behind-nginx
kusanagi httpd-behind-nginx --reload

オプション

(オプション指定なし)

nginx または httpd を使用している場合は、httpd-behind-nginx に切り替えます。
既に httpd-behind-nginx を起動しているときは、httpd-behind-nginx を再起動します。

設定の再読み込み

[--reload]

既存のセッションを切断することなく設定を再読込します。

設定ファイルのチェック

[--test]

設定ファイルのチェックのみを行います。

ステータスの表示

[--stauts]

Apache httpdとNGINXのステータスを表示します。

実行例

# kusanagi httpd-behind-nginx
nginx: the configuration file /etc/opt/kusanagi/nginx/nginx-with_httpd.conf syntax is ok
nginx: configuration file /etc/opt/kusanagi/nginx/nginx-with_httpd.conf test is successful
Removed /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/nginx.service.
Created symlink /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/nginx@with_httpd.service -> /usr/lib/systemd/system/nginx@.service.
nginx completed.
Syntax OK
Created symlink /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/httpd@with_nginx.service -> /usr/lib/systemd/system/httpd@.service.
httpd completed.
httpd-behind-nginx completed.