httpd (Security Edition)

httpd

WebサーバとアプリケーションをApache httpdで動作させつつ、NGINXでリバースプロキスを行うことでnginxの機能を併用できるnginxリバースプロキシ + httpdに切り替えます。また、サービスの再起動を行います。
Webサーバの違いについてはKUSANAGI Security EditionのWebサーバ構成を参照してください。

使用例

kusanagi httpd --use httpd24

kusanagi httpd

オプション

(オプション指定なし)

nginxリバースプロキシ + nginx を使用している場合は、nginxリバースプロキシ + httpd に切り替えます。
既に httpd を起動しているときは、nginxリバースプロキシとhttpdを再起動します。

使用するApache httpd

[--use {installed | httpd24}]

デフォルト : installed

使用するApache httpdのバージョンを指定します。それぞれ指定したときは以下のApache httpdを起動します。
リバースプロキシのNGINXには現在インストールされているNGINXのバージョンが使用されます。
複数のNGINXのバージョンが起動してる場合はコマンドに失敗します。あらかじめkusanagi nginxコマンドでNGINXのバージョンを指定してください。
--use、--reload、--test、--status、--showpath は同時に指定できません。

• --use installed : 現在インストールされているApache httpd
• --use httpd24 : Apache httpd 2.4

設定の再読み込み

[--reload]

既存のセッションを切断することなく設定を再読込します。
--use、--reload、--test、--status、--showpath は同時に指定できません。

設定ファイルのチェック

[--test]

設定ファイルのチェックのみを行います。
--use、--reload、--test、--status、--showpath は同時に指定できません。

ステータスの表示

[--stauts]

Apache httpdのステータスを表示します。
--use、--reload、--test、--status、--showpath は同時に指定できません。

httpd コマンドのフルパスを表示

[--showpath]

httpd コマンドのフルパスを表示します。
--use、--reload、--test、--status、--showpath は同時に指定できません。

実行例

# kusanagi httpd
nginx: the configuration file /etc/opt/kusanagi/nginx129/nginx-proxy.conf syntax is ok
nginx: configuration file /etc/opt/kusanagi/nginx129/nginx-proxy.conf test is successful
Syntax OK
Removed "/etc/systemd/system/multi-user.target.wants/nginx129@production.service".
Created symlink /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/httpd24@production.service -> /usr/lib/systemd/system/httpd24@.service.
httpd completed.