KUSANAGI 9 for WebARENA Indigoは、WebARENA Indigo用のWordPressをはじめとするCMSが高速に動作する無償版の仮想マシンイメージです。
無償版のKUSANAGIはビジネスユース向けの「Business Edition」
Web高速化エンジン搭載の最上位版「Premium Edition」にアップグレートできます。
推奨環境: メモリ4GB以上
KUSANAGI 9 for WebARENA Indigoのご利用方法
※WebARENA Indigoのアカウントをすでにお持ちで、Indigoのコントロールパネルにログイン可能な状態であることを前提として説明いたします。
1 「KUSANAGI 9 for WebARENA Indigo」のインスタンス作成
1-1 Indigoコントロールパネルへログインする
WebARENA お客さまサポートサイトにあるIndigoのコントロールパネルのサイト(https://help.arena.ne.jp/hc/ja/sections/360006052994)へアクセスします。
「ログイン」を押して、ログイン画面へアクセスします。
「メールアドレス」と「パスワード」に、サインアップ時に登録したメールアドレスとパスワードを入力して、「サインイン」ボタンを押します。
1-2 SSH鍵を作成する
インスタンスへのログインは、公開鍵暗号方式のSSH接続です。
最初に、SSH接続するために必要なSSH鍵を作成します。
コントロールパネルから、Indigoのダッシュボードの左メニューで、インスタンス管理>SSH鍵 を選択します。
「SSH鍵の作成」を押します。
「SSH鍵名」欄に任意のSSH鍵名を入力して、「作成」ボタンを押します。
完成したSSH鍵は、一覧に表示されます。
1-3 インスタンスを作成する
コントロールパネルの左メニューで、インスタンス管理>インスタンス を選択します。
「インスタンスの作成」ボタンを押します。
「KUSANAGI」イメージ、サイズ、SSH鍵、リージョンを選択し、「インスタンス名の入力」欄に任意のインスタンス名を入力して、「インスタンスの作成」ボタンを押します。
※IPv6専用(768MB)プランは「KUSANAGI」に対応しておりません。
「作成完了のメッセージが表示された後、画面をリロードすると、作成したインスタンスが表示されます。
インスタンスは停止した状態で作成されます。
起動をする前に、ファイアーウォールを設定します。
2 インスタンスにアクセスする
2-1 ファイアーウォールを設定する
※本機能はIPv6に対応しておりません。
コントロールパネルから、左メニューで、ネットワーク管理>ファイアウォール を選択し、「ファイアウォールの作成」ボタンを押します。
特定のIPアドレスからのHTTP接続のみに限定する場合の例として、設定方法を説明します。
- 「名前」欄に、任意のファイアウォール名を入力します。
- インバウンドルール右横の「新規ルール」ボタンを押し、「HTTP」を選択します。
- タイプの右の「IPアドレス」欄に、接続を許可したいIPアドレスを入力します。
全てのIPアドレスからの接続を許可したい場合は「0.0.0.0」を入力します。
※1つのルールにつき、1つのIPアドレス、あるいはスラッシュを用いて1つのサブネットマスク(例:192.168.0.0/24)を登録することができます。
複数のIPアドレス、あるいはサブネットマスクを指定したい場合は、ルールの行を分けてください。
- 「インスタンス」欄に、本ファイアウォールを適用したいインスタンス名を入力します。
- 「作成」ボタンを押すと、ファイアウォールが作成されるとともにインスタンスに適用されます。
<注意事項>
- ファイアウォールを設定する場合、ICMPを許可することが出来ません。
ファイアウォールはインスタンスの出入り口でフィルタするため、Indigoサーバー間でもICMPが通りません。 - ファイアウォールを設定する場合、SSH接続で使用するポート22を許可するルールを設定していないファイアウォールをインスタンスに適用すると、外部からポート22に接続ができなくなります。
SSH接続のポート22を許可するには、次の内容をインバウンドルールに設定してください。- タイプ:カスタム
- プロトコル:TCP
- ポート:22
- IPアドレス:アクセスを許容するIPアドレス
「作成したファイアウォールの編集は、右の操作の「ファイアウォールの編集」ボタンを押すと編集画面に移動し、編集可能になります。
インスタンスからファイアウォールの適用を外したい場合は、ファイアウォールの編集画面で、「インスタンスへの適用」欄にあるインスタンス名の右の×印を押すと、適用が外れます。
既存のインスタンスに作成済みのファイアウォールを適用する場合は、左メニューで、インスタンス管理>インスタンスで、該当インスタンスの右の「選択」を押し、「ネットワーク」を選択します。
ファイアウォールの一覧から、適用したいファイアウォール名を選択し、「ファイアウォールを付与する」ボタンを押します。
ファイアウォールの設定内容は、右の操作の「詳細表示」ボタンを押すと表示されます。
2-2 インスタンスを起動する
「選択」を押し、「インスタンスの起動」を選択して起動します。
正常に起動すると、ステータスがRunningになります。
2-3 SSH接続でインスタンスにログインする
SSH接続用クライアントソフト(Tera Term等)で、下記を指定し、インスタンスにSSH接続でログインします。
- ホスト名:作成したインスタンスのIPアドレス
- ユーザ名:centos
- パスフレーズ:空白
- ポート:22
- 鍵:1-2で作成したSSH鍵の秘密鍵(private_key.txt)
※インスタンスのIPアドレスの確認方法
[インスタンス管理]→[インスタンス]に移動し、作成したインスタンス名のIPアドレスの欄を確認してください。
詳しい情報はこちらのドキュメントをご確認ください。
2-4 rootユーザーへの昇格
ログイン後、下記のコマンドでroot権限に昇格します。
$ sudo su -
rootユーザーに昇格ができていることを確認します。
[root@<ホスト名> ~]#
このように末尾が#となっていればrootユーザーへ昇格しています。
KUSANAGIの初期設定以降の手順については、こちらの「KUSANAGIの初期設定」をご確認ください。