KUSANAGI Security Edition バージョンアップ情報 10.6.0-1.el9

KUSANAGI Security Edition のアップデートを行いました。

kusanagi initコマンド、および、kusanagi dbinit mariadbコマンドにおけるMariaDBの初期セキュリティ設定を修正しました。従来はソケット認証のみを設定していましたが、今後はrootユーザーのパスワード設定、匿名ユーザーの削除、rootユーザーのリモートログイン禁止、testデータベースの削除を既定で実施します。
なお、rootユーザーのパスワードが設定されていない場合も、MariaDBのrootユーザーにはソケット認証でのみ接続できます。OSのrootユーザー以外が、パスワードなしでMariaDBのrootユーザーとして接続することはできません。
このバージョンより前にkusanagi initコマンドまたはkusanagi dbinit mariadbコマンドを実行した環境で、rootユーザーのパスワードを設定する場合は、kusanagi dbinit mariadb --dbrootpass 新しいパスワード を実行してください。
従来の、ソケット認証のみを許可する状態を維持する場合は、kusanagi initコマンドとkusanagi dbinit mariadbコマンドに--legacyオプションを指定してください。

コマンド引数の入力チェックを強化しました。これまで受け付けていた不正な値がエラーになる場合があります。

--format jsonの出力形式を変更しました。kusanagi list、kusanagi show、kusanagi statusコマンドで、JSONの最上位のキーがコマンド名になります。
--formatに対応しているコマンドの一覧を表示する--format-helpオプションを追加しました。

--dryrunを指定した場合に、一部のコマンドが実際にファイルを更新する問題を修正しました。

kusanagi dbinit psqlコマンドで--dbrootpassを指定しても、PostgreSQLのパスワードが再設定されない問題を修正しました。
kusanagi dbinit psqlコマンドが、dnfのメタデータキャッシュがない場合に失敗する問題を修正しました。また、指定したバージョンにかかわらずpsql14が有効化される問題を修正しました。

kusanagi ssl --emailコマンドとkusanagi provision --emailコマンドで、FQDNがwww.で始まり、www.を除いたドメインが同じアドレスに解決できる場合に、Let's Encryptの証明書を取得しても設定に失敗する問題を修正しました。

最新バージョンへのアップデートについては、以下のコマンドで適用可能です。

# dnf upgrade

KUSANAGI 10.2.0 から使用するPythonをPython 3.12に変更しています。
詳しくは KUSANAGI Security EditionのPython 3.12対応について を参照してください。

kusanagi autoupdateコマンドにおいて、ミドルウェアの自動更新を有効にしている場合、この修正は自動的に適用されます。