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WEXAL® Page Speed Technology モジュール更新情報

WEXALを構成している各モジュールのアップデートを行いました。
アップデートにより適用される各モジュールのバージョンは、以下のとおりとなります。

kusanagi-prem 2.5.0-1

kusanagi-prem 2.5.0-1には以下のアップデート内容が含まれます。

新機能

  • workerディレクティブをリファクタリングしました。
    • 最適化を適用するフォーマット、サイズ、圧縮レベルをより直感的に指定できるようにしました。
    • ディレクティブで指定されない項目については、最適化を実施しないようにしました。
  • 軽量に戦略生成を行うモード(useHttpcli)を実装しました。
    • puppeteerを使う従来モードと比較して短時間で戦略を生成できます。
    • ページ数が多い、あるいは、アクセス数が多いサイトでは戦略生成時のデータの肥大化を防ぐことができます。

改善

  • kusanagi-prem 2.4.6-1にて廃止したrunner監視の設定を作成しないように修正しました。また、既に存在する場合は削除します。
  • AI自動戦略モードの適用状況をnginxのログで確認できるようにしました。
    例) L-cache無効の場合 (D=XXXXの部分)

    0.253 BYPASS B=BYPASS:D=EXPIRE/CREATE xxx.xxx.xxx.xxx - - [27/Apr/2021:12:51:54 +0900] "GET / HTTP/2.0" 200 14980 "-" "Mozilla/5.0 (Linux; Android 6.0.1; Moto G (4)) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/90.0.4430.93 Mobile Safari/537.36" "-"

    例) L-cache有効の場合 (D=XXXXの部分)

    0.023 HIT L=MISS/CREATE:B=BYPASS:D=HIT xxx.xxx.xxx.xxx - - [27/Apr/2021:12:57:17 +0900] "GET / HTTP/2.0" 200 15523 "-" "Mozilla/5.0 (Linux; Android 6.0.1; Moto G (4)) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/90.0.4430.93 Mobile Safari/537.36" "-"

変更

  • workerディレクティブが変更になりました。
    • pst initを実行することでkusanagi-prem 2.5.0以前のディレクティブを新しいディレクティブに自動的に変換します。
    • WEXAL Managerで最適化設定を保存、公開することでkusanagi-prem 2.5.0以前のディレクティブを新しいディレクティブに自動的に変換します。
    • kusanagi-prem 2.5.0以前のディレクティブと新しいディレクティブが混在する場合は、kusanagi-prem 2.5.0以前のディレクティブを優先します。
  • HTTPヘッダに出力していた以下のAI自動戦略のステータスを「x-pst-dynamic: 適用状況; 処理時間; モード」に一本化しました。
    • x-pst-dynamic-config: 適用状況
    • x-pst-dynamic: 処理時間
    • x-pst-dynamic-leve: モード

モジュールのアップデートについては、以下のコマンドで適用可能です。

# yum update kusanagi-prem
# cd プロファイルのパス
# pst -v
ProfileのVersionがv2.4.4より前の場合は、pst initに--rebuildconfオプションの指定が必要です。
# pst init --rebuildconf
それ以外の場合
# pst init

リバースプロキシの場合はpst initに--reverseproxyオプション、--originオプションの指定も必要です。

なお pst init --rebuildconf を実行した際に以下のメッセージが表示される場合があります。

# pst init --rebuildconf
(省略)
Error: AH00526: Syntax error on line 2 of /etc/httpd/conf.d/ssl.conf:
Cannot define multiple Listeners on the same IP:port
(省略)

その場合は /etc/httpd/conf.d/ssl.conf を .conf 以外の拡張子に変更して、再度pst init --rebuildconfを実行してください。

# mv /etc/httpd/conf.d/ssl.conf /etc/httpd/conf.d/ssl.conf.bak
# pst init --rebuildconf